突然食べたくない!プラチナドッグの食生活を充実させよう!

COLUMN

突然ごはんを食べなくなること、ありませんか?加齢による変化や体調のサインかも。食事の工夫や栄養バランスを見直し、大切な愛犬が楽しく美味しく食べられる環境を整えましょう!

はじめに

これまで食欲旺盛だった愛犬が、急にごはんを口にしなくなる——特にプラチナドッグでは珍しくありません。加齢による嗜好や消化機能の変化に加え、病気や環境要因が隠れていることも。ここでは原因の見極め方と、食欲を取り戻すための工夫、栄養の見直しポイントをまとめます。

突然食べなくなる原因

加齢による変化

プラチナ期には嗅覚・味覚が鈍くなり、好みが変わることがあります。歯や顎の筋力低下で硬いものが噛みにくくなる、消化機能の低下で食後に不快感が出る——こうした要素が食欲を下げます。

体調不良や病気

口内炎・歯周病といった口腔トラブルは大きな要因。腎臓・肝臓の病気、膵炎、心疾患、内分泌疾患など全身状態の変化でも食欲は落ちます。急激な食欲不振は病気のサインであることが多く、注意が必要です。

環境やストレス

引っ越し、模様替え、家族構成の変化、騒音や来客などの環境変化はストレスとなり、食欲に影響します。プラチナドッグは順応力が低下しており、影響が長引くこともあります。

フードの変化

急な銘柄変更、ロット差、保存状態の悪化(酸化・湿気)で風味が落ちると、嗅覚が鋭い犬は口をつけなくなります。

食欲を取り戻す工夫

香りを引き立てる

ドライフードはぬるま湯でふやかす、ウェットや手作り食は人肌程度に温めて香りを立たせます。熱すぎはNG。

食感や形状の工夫

粒の小さいフードに替える、柔らかく煮た具材を混ぜる、ミンチやフレーク状にして咀嚼しやすくするなど、負担を減らします。

トッピングで変化をつける

茹でたささみ、白身魚、ヨーグルト、カッテージチーズなど嗜好性の高い食材を少量。塩分・脂質の多い食材は避けます。

食事のタイミング

運動後やリラックスした時間帯に与えると食欲が出やすくなります。毎日ほぼ同じ時間に提供し、生活リズムを整えましょう。

栄養バランスの見直し

プラチナドッグは「少量でも高栄養・高消化性」を基本に。良質なたんぱく質、オメガ3脂肪酸、抗酸化成分(ビタミンE・C、βカロテン)を意識。関節ケア成分(グルコサミン、コンドロイチン)、腸内環境を整える食物繊維やプロバイオティクスも有効です。ドライとウェット、手作り食の併用で嗜好性を高めるのも一手。ただし切替はゆっくり行いましょう。

獣医師に相談すべきケース

  • 食欲不振が2日以上続く
  • 嘔吐・下痢・発熱など他の症状を伴う
  • 急激な体重減少がある
  • 口の中の異常(腫れ、出血、悪臭)がある
  • 水を飲む量が極端に増減している

早めの診察で原因特定と適切な治療につながります。

まとめ

食欲低下は加齢による自然な変化だけでなく、病気のサインであることも。原因を見極め、食事の工夫と栄養管理でサポートすることが、プラチナドッグの健康寿命をのばす鍵です。「年だから仕方ない」と諦めず、毎日の食事が楽しみになる環境を整えていきましょう。

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