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シニア犬を安心して預けられるペットホテルの選び方 | 事前の準備と注意点

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突然の入院や出張、冠婚葬祭など、どうしてもシニア犬を連れて行けない用事がある…。

そんなやむを得ない事情で、シニア犬をペットホテルに預けなければならないことがあるのではないでしょうか。

でも、シニア犬は環境の変化やストレスで体調不良になることもあるため、ペットホテルに預けるのはママさん・パパさんにとってとても心配なことですよね。

この記事では、シニア犬を安心して預けられるペットホテルの選び方や、事前に確認すべきポイントと注意点を詳しく解説します。

シニア犬を安心して預けられるペットホテルの選び方5つ

シニア犬を預けたいけれど、どのペットホテルが良いのか悩むママさん・パパさんは多いのではないでしょうか。

特に、シニア犬を受け入れてくれるペットホテルは限られているため、選び方は慎重になりますよね。

ここでは、シニア犬を安心して預けられるペットホテルを選ぶポイントを5つご紹介します。

① 獣医師や動物看護師が常駐、または近隣の動物病院と提携している

シニア犬は体調を崩しやすく、ちょっとしたストレスや環境の変化でも下痢や食欲不振を起こすことがあります。

そのため、万一の体調変化にもすぐに対応できる体制が整っているペットホテルが安心です。

獣医師や動物看護師が常駐している、または近隣の動物病院と提携しているペットホテルを選びましょう。

② シニア犬専用または静かなスペースを用意している

若い犬と同じ部屋で過ごすと、吠え声や動きに刺激を受けて、シニア犬が落ち着けなくなることがあります。

「高齢犬専用ルーム」や「静養スペース」など、静かで落ち着けるエリアを設けているペットホテルがおすすめです。

時間的に余裕があれば、必ず見学をしてから予約することをおすすめします。

施設の清潔さ、におい、室温管理、スタッフの対応などを直接確認することで、ママさん・パパさんがより安心して預けることができるでしょう。

③ スタッフが24時間体制で見守ってくれる

夜間にスタッフが不在になるペットホテルでは、シニア犬が急に体調を崩した時の対応が遅れてしまう可能性があります。

特に心臓疾患やてんかん、関節疾患などを抱えるシニア犬の場合は、夜間もスタッフが常駐しているホテルを選びましょう。

夜間の見守り体制やカメラモニターがあるかどうかも確認しておくと安心です。

④ 事前にカウンセリングをしてくれる

シニア犬を預ける前に、普段の生活リズムや健康状態、性格などを丁寧にヒアリングしてくれるかどうかも大切なポイントです。

こうした事前カウンセリングがあると、ママさん・パパさんも安心して預けることができると思います。

反対に、事前にホテルからシニア犬についての質問がなかったり、説明をほとんど求められない場合は、慎重に判断した方がよいでしょう。

⑤ 預けている期間の体調や様子を細かく報告してくれる

シニア犬を預けている間の様子をこまめに報告してくれるペットホテルがおすすめです。

最近はチャットやメールで写真を送ってくれるところも増えており、元気な姿を確認できるのはママさん・パパさんにとって大きな安心になります。

また、「排便の状態」「ごはんの食べ具合」「寝る場所や姿勢」など、細かい報告をしてくれるかも事前に確認しておきましょう。

シニア犬をペットホテルに預ける前の注意点

シニア犬をペットホテルに預ける前には、必ずシニア犬の健康状態をチェックしておきましょう。

  • 食欲や排泄のリズムが変わっていないか
  • 体重が急に減っていないか
  • 散歩を嫌がったり、動きが遅くなっていないか
  • 環境の変化にストレスを感じやすくなっていないか

こうした点を日常的に観察し、体調に少しでも不安がある場合は、ペットホテルに預ける前にかかりつけの獣医師に相談しておく必要があります。

また、持病や服薬がある場合は、ペットホテルにその内容を正確に伝えておきましょう。

「薬を飲ませてくれる」「投薬のタイミングを守ってくれる」といったサポートが可能かどうかも、ホテル選びの大切なポイントです。

シニア犬をペットホテルに預ける前に準備しておくこと7つ

シニア犬をペットホテルに預ける際には、事前の準備がとても大切です。

ここでは、シニア犬をペットホテルに預ける前に準備しておく7つのポイントを見ていきましょう。

① お試しステイをしておく

もし時間的に余裕があれば、いきなり長期で預けるよりも、まずは数時間〜1泊程度のお試しステイをしておくと安心です。

短時間でも実際にホテルで過ごして環境に慣れておくことで、シニア犬の不安やストレスを大幅に軽減できます。

ママさん・パパさんにとっても「このホテルなら安心して預けられる」と感じられるかどうか、事前に確認する良い機会になるでしょう。

② 普段のフードやおやつを用意する

ペットホテルによっては食事を用意してくれるところもありますが、いつもと違うフードは体調不良の原因になることがあります。

シニア犬が普段食べているフードやおやつを小分けにして渡しましょう。

一緒に使い慣れた食器を持参すると、シニア犬が安心して食事をしやすくなります。

③ お気に入りの毛布やおもちゃを用意する

シニア犬は環境の変化によってストレスを感じやすく、新しい場所では落ち着かなくなることがあります。

そのため、いつも使っているベッドや毛布、おもちゃなどを持参するのがおすすめです。

自分の匂いがついたものがあると「ここは自分の場所」と感じて、少しでも安心して過ごせるようになるでしょう。

④ 性格や苦手なことなどをまとめたメモを添える

ペットホテルに預ける際には、愛犬の性格や好きな遊び、苦手な音、触られるのが嫌なところなど、細かくまとめたメモを添えると親切でしょう。

こうした情報があることで、ペットホテルのスタッフがより丁寧に、シニア犬にとってストレスの少ない対応をしてくれます。

⑤ かかりつけの動物病院の連絡先を渡す

シニア犬の体調が急に悪くなった時に迅速な対応ができるよう、かかりつけの動物病院の連絡先を必ず伝えておきましょう

持病のあるシニア犬の場合は、薬や投薬スケジュール表を一緒に渡しておくとスムーズです。

ペットホテルによっては、事前に主治医と連絡を取り合っておいてくれるところもありますので、相談してみてくださいね。

⑥ ワクチン接種の証明書を準備する

多くのペットホテルでは、感染症予防のためにワクチン接種の証明書の提示が必須となっています。

狂犬病予防接種や混合ワクチンなど、接種が有効期限内であることを確認し、接種証明書を用意しておきましょう。

事前にペットホテルに確認して、必要な書類やワクチンの種類を把握しておくことも大切です。

⑦ 預ける直前に体調チェックをする

最後に、シニア犬を預ける日の出発前には、体調をもう一度しっかり確認してください。

発熱、下痢、咳、食欲不振などが見られる場合は、無理に預けるのは避けましょう。

シニア犬の体調は日によって変化しやすいため、「少し様子が違うな」と感じたら、思い切って予定を変更することも大切です。

シニア犬を預けている間と帰宅した後の対応

ペットホテルに預けている間も、こまめに連絡を取り合い、愛犬の様子を確認するようにしましょう。

「ちゃんとご飯を食べていますか?」「よく寝ていますか?」など、具体的な質問をすることで、ママさん・パパさんもより安心することができます。

また、帰宅した後は疲れが出て体調を崩すこともありますので、数日は静かな環境でゆっくり休ませてあげてくださいね。

水分補給や食事も、無理のないように少しずつ与えることが大切です。

シニア犬がペットホテルに断られた時の対応

シニア犬や持病のある犬の場合、ペットホテルからお預かりを断られてしまうことがあります。

これは決して冷たい対応ではなく、愛犬の安全を第一に考えた判断です。

では、もしペットホテルに預けられない場合はどうすれば良いのでしょうか。

いくつかの方法を紹介しますので、愛犬に合った安心できる方法を見つけてくださいね。

① 訪問型ペットシッター

自宅に来てもらい、散歩や食事の世話をしてもらう方法です。

いつもと同じ環境で過ごせるので、ペットホテルに預けるよりも、シニア犬にとっては負担が少ないでしょう。

ただし、信頼できるペットシッターを見つけるのは簡単ではありません。

できれば知り合いや動物病院、信頼できる人の紹介などで探し、シニア犬の介護やお世話の経験があるかどうかを確認しておくと安心です。

② 動物病院での預かり

動物病院は医療スタッフが常駐しているため、持病のあるシニア犬も安心して預けられます。

病院によっては短期間の預かりに対応しているところもありますので、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。

③ 老犬介護施設(老犬ホーム)

老犬介護施設は、ママさん・パパさんに代わって高齢の犬のお世話をする専門施設です。

短期ステイのサービスを行っている施設もあるので、問い合わせてみましょう。

シニア犬の体調管理や介護の知識が豊富なので、特に持病がある子や介護が必要な場合におすすめです。

④ 家族や信頼できる友人を頼る

ママさん・パパさんの信頼できる身近な人にお願いするのも一つです。

迷惑をかけるのではと心配になるかもしれませんが、シニア犬が慣れていて懐いている人であれば、精神的な負担が少なく安心して預けられるでしょう。

まとめ|シニア犬をペットホテルに預ける時はしっかり準備することが大切

シニア犬にとって、いつもと違う環境で過ごすことは大きな負担になります。

だからこそ、日頃から安心して預けられるペットホテルを探しておくことが大切です。

信頼できるペットホテルを見つけて、預ける前にしっかり準備を整えることは、ママさん・パパさんにとっての安心にもつながりますよ。

愛犬のストレスを少しでも減らし、安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。

宮原 優紀

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幼い頃から動物と暮らし、猫をはじめ犬やウサギ、フェレット、ハムスター、インコ、亀など様々なペットを飼育してきた経験を持つ。現在は4匹の猫と暮らしている。 2...

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