トイプードルの老犬の食事はどうする?適切な量や回数、フード選びを解説
トイプードルが老犬になり、「若い頃と同じ食事でいいのかな」「量は減らしたほうがいい?」と悩むことも出てきますよね。
トイプードルは小型犬ならではの食の細さや口の小ささに加え、老犬期特有の歯や筋肉の衰えにも配慮したい犬種です。
そのため、老犬になったら、食事そのものを見直してあげる必要があります。
この記事ではトイプードルの老犬に合うフード選びや食事量、食事回数について犬の管理栄養士が解説します。
トイプードルの老犬のドッグフードを選ぶポイント

トイプードルの老犬のドッグフードは、トイプードルという犬種の特徴にくわえ、老犬が抱えやすい悩みをふまえて選んであげることが大切です。
ここでは、トイプードルの老犬のドッグフードを選ぶポイントについて見ていきましょう。
主原料に良質なたんぱく質が使用されているものを選ぶ

主原料に、肉や魚などの良質なたんぱく質が使用されているものを選びましょう。
原材料の表記は、配合量の多い順番に記載する決まりがあるため、一番先頭に鶏肉や牛肉などの名前があるのがベストです。
たんぱく質は体を構成する重要な成分で、筋肉の維持にも欠かせません。
トイプードルはもともと関節トラブルを抱えやすいですが、老犬ではより配慮が必要です。
筋肉量が少なくなってしまうと、骨や関節に負担がかかりやすくなるので注意しましょう。
健康維持をサポートする成分が配合されているものを選ぶ

トイプードルに限りませんが、老犬になると内臓の働きや免疫力が低下するため、さまざまな健康トラブルを抱えやすくなります。
そのため、老犬のドッグフードを選ぶときは、健康をサポートする成分が配合されているものを選ぶといいでしょう。
- 関節の健康をサポート
…グルコサミン、コンドロイチン、MSM、緑イ貝など - お腹の健康をサポート
…乳酸菌や善玉菌などのプロバイオティクス、オリゴ糖やイヌリンなどのプレバイオティクスなど - 認知機能の健康をサポート
…DHA、ポリフェノールなど
もちろん、ドッグフードに配合されているサポート成分は、そこまで含有量が多いわけではありません。
しかし、こうした成分は継続して取り入れることに意味がありますよ。
食べやすさに配慮されたものを選ぶ

トイプードルは口が小さいため、粒のサイズや硬さなど、食べやすさに配慮されているものを選びましょう。
特に老犬になると、歯周病など口のトラブルで食べにくくなるため、小粒サイズやふやかしやすい粒、硬すぎない粒のほうが食べやすくなります。
また、ドライフードを食べづらそうにしていたり、食いつきが落ちた場合では、ウェットフードも検討してみてください。
体型や悩みに合うフードを選ぶ

トイプードルの老犬に合うフードは、その子その子で異なります。愛犬の悩みに合ったフードを選びましょう。
たとえば、少量しか食べられない場合では高カロリーフード、逆に食欲旺盛な場合では低カロリーフード。
痩せている場合はたんぱく質や脂質が低すぎないフードなど、同じ老犬でも選ぶ基準は変わってきますよ。
【簡単自動計算】トイプードルの老犬の1日の食事量
下記に、愛犬の体重や状態、与えているフードのカロリーを入力すると、1日の食事量目安が自動で算出されるので参考にしてください。
※計算結果は目安です。体型・活動量・持病の有無に合わせて調整してください。
1日あたりのドッグフードの必要量
— g
2回に分けた場合:— g/回
3回に分けた場合:— g/回
4回に分けた場合:— g/回
1日あたりに必要なカロリー
— kcal
ここで出た数字を基準に、1週間に1回は体重を測り、体重が増えていれば食事量を減らす、減っていれば食事量を増やすと、5~10%の範囲内で調整してください。
また、おやつやトッピングを与える場合は、1日あたりに必要なカロリーの10%程度にとどめ、そのカロリー分のフード量を減らすことが大切です。
なお、認知症で夜鳴きや徘徊がある場合は、エネルギーをたくさん消費するため、少しだけ食事量を多めにしてあげるといいでしょう。
自分でカロリーを計算する方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
トイプードルの老犬の食事回数の目安

トイプードルの老犬の食事回数は、1日3回以上を目安にしましょう。
| 老犬の状態 | 食事回数の目安 |
| ・元気で食欲もしっかりある ・7~11歳頃 |
3~4回 |
| ・食欲が落ち気味 ・食事を残し気味 ・ハイシニア(12歳頃~) |
4~5回 |
成犬のときは1日2回でも問題はありませんが、老犬になると1度に食べられる量が減ったり、たくさん食べるとうまく消化できなくなることがあります。
1回の量を減らして回数を増やすことで、消化への負担が軽減でき、食べたものの吸収もしやすくなるため、食事の回数を増やしてあげることが大切です。
特にトイプードルは食が細い子も多いため、1日に必要な食事量を確保することにも役立つでしょう。
トイプードルの老犬の食事で注意したいこと

トイプードルの老犬の食事は、フード内容や食事量、食事回数だけでなく、注意したいこともあります。
食事は毎日必ず食べてもらうものだからこそ、体に負担をかけないようにしてあげましょう。
急にフードを切り替えない
ドッグフードの急な切り替えは、腸内細菌や消化酵素などの働きが追いつかず、下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。
フードを切り替えるときは、2週間ほどかけてゆっくりと切り替えることが大切です。
| 期間 | 今までのフード | 新しいフード |
| 1〜2日目 | 90% | 10% |
| 3〜4日目 | 80% | 20% |
| 5〜6日目 | 70% | 30% |
| 7~8日目 | 60% | 40% |
| 9~10日目 | 50% | 50% |
| 11日目 | 40% | 60% |
| 12日目 | 30% | 70% |
| 13日目 | 20% | 80% |
| 14日目 | 10% | 90% |
| 15日目~ | 0% | 100% |
時間をかけて切り替えることで、警戒心が強い子もフードに慣れやすくなりますよ。
フードの開封後は早めに使い切る
ドライフードは開封した瞬間から酸化が始まるため、開封後は1ヶ月以内に使い切ることが大切です。
ドッグフードは、さまざまな食材から作られていますが、フードには必ず油脂類が含まれています。
油脂類は空気中の酸素に化学反応を起こし、酸化が進んでいきます。
酸化したドッグフードは、風味や栄養価が損なわれるだけでなく、有害物質に変化して体に悪影響を与えることも珍しくありません。
愛犬の健康を守るためにも、開封後は早めに使い切りましょう。
食欲の低下を老化と決めつけない
老犬になると食べる量や食べ方に変化が出ることはありますが、食欲の低下を「年だから仕方ない」と決めつけるのは避けましょう。
トイプードルの老犬では、歯周病などによる口の痛み、内臓の不調、関節の痛みなどが原因で食べにくくなっている場合もあります。
急に食べなくなった、好きなものにも反応しない、元気がない、体重が減ってきたなどの変化がある場合は、一度動物病院を受診してください。
まとめ

トイプードルの老犬は、年齢とともに食べ方や体の状態が変化しやすくなります。
若い頃と同じ食事を続けるのではなく、今の愛犬に合っているかを定期的に見直すことが大切です。
また、食事の変化は体調のサインとして現れることもあります。
迷ったときは自己判断せず、早めに動物病院へ相談してください。
シニア期のトイプードルが穏やかな日々を過ごせるよう、日々の小さな変化に気づける食事管理を心がけましょう。
















この記事へのコメントはありません。