老犬のミニチュアダックスの食事量は?適量・回数・太らせないコツを解説

COLUMN

愛犬がシニア期に入り、「老犬になったミニチュアダックスフンドの食事量ってどれくらいなの?」と迷いますよね。

特にミニチュアダックスフンドは老犬になっても食欲が衰えない子も多く、食事量には注意が必要です。

太りすぎれば足腰に負担がかかるだけでなく、心臓や呼吸器、内臓にも負担がかかりやすくなってしまいます。

だからといって、食事量を減らしすぎれば、体力や筋力、免疫力の低下につながることもあるため、適切な量を与えることを意識しましょう。

この記事では、老犬のミニチュアダックスフンドの食事量や見直すタイミング、太らせないための食事管理のコツを犬の管理栄養士が解説します。

【前提】老犬のミニチュアダックスの食事量は「体重だけ」で決めない!

老犬のミニチュアダックスフンドの食事量は、体重だけで判断するのではなく、体型もあわせて確認することが大切です。

同じ5kgでも、筋肉がしっかりついて引き締まっている子と脂肪が多く丸みのある子では、必要な食事量は同じではありません。

また、シニア期は筋肉量が落ちやすいため、体重に大きな変化がなくても、実際には筋肉が減って脂肪が増えていることもあります。

まずは、愛犬の体を触って、適切な体型かを確認しましょう。その目安として参考になるのが、「ボディコンディションスコア(BCS)」です。

特にミニチュアダックスフンドは胴長短足の体型のため、体重が増えると足腰や背中への負担が大きくなりやすいです。

そのため、「何kgだから標準」と考えるのではなく、肋骨に軽く触れるか、腰のくびれがあるか、お腹まわりがたるんでいないかなど、体型も定期的にチェックしましょう。

なお、体型のチェックは慣れていないと判断が難しいため、かかりつけの獣医師に触り方を教えてもらうと安心です。

老犬のダックスの変化とケア方法|寿命からケアのポイントまで解説

【自動計算機で簡単算出!】ミニチュアダックスの老犬の食事量の目安

老犬のミニチュアダックスフンドの食事量は、状態によって変わります

以下に愛犬の体重や状態を入力すると、1日に必要な食事量の目安が自動で計算されるので参考にしてください。

入力項目
kg
kcal

※計算結果は目安です。体型・活動量・持病の有無に合わせて調整してください。

計算結果

1日あたりのドッグフードの必要量

g

2回に分けた場合: g/回

3回に分けた場合: g/回

4回に分けた場合: g/回

1日あたりに必要なカロリー

kcal

ただし、計算結果はあくまで目安です。

実際の食事量は、ボディコンディションスコアや体重の変化、便の状態、食欲なども見ながら5~10%の範囲内で調整しましょう

急激な食事量の増減は体の負担となってしまうため、少しずつ行ってくださいね。

自分でカロリー計算をする場合の計算方法は以下の記事で詳しく解説しています。

シニア犬の1日のカロリーは?老犬の年齢・体重別の目安と活動係数を解説

老犬のミニチュアダックスの食事量を見直すタイミング

老犬のミニチュアダックスフンドの食事量は、ずっとそのままというわけではありません。体の状態や食べ方に合わせて、その都度見直すことが大切です。

ここでは、食事量を見直したい主なタイミングを見ていきましょう。

痩せて体重が落ちてきた

老犬のミニチュアダックスフンドの体重が減ってきたり、後ろ足やお尻まわりが細くなってきたりした場合は、食事量を見直しましょう

シニア期は加齢によって筋肉量が落ちやすく、体重は大きく変わっていなくても、実際には筋肉が減って痩せてきていることもあります。

特にミニチュアダックスフンドは、筋肉が足腰や背中を支えるうえでも重要なため、見過ごしたくない変化です。

また、「太らせたくない」と食事量を抑えすぎている場合は、量が足りていないことも珍しくありません。

食事量が不足すると、体力の低下や筋肉量の低下につながるだけでなく、持病の悪化や病気にかかりやすくなるため注意が必要です。

体重が増えてきた

老犬のミニチュアダックスフンドの体重が増えてきたときも、食事量を見直すことが大切です。

シニア期は代謝が低下するため、いつもよりおやつを多めにあげた、フードを目分量であげたなど、ちょっとしたことで体重が増えてしまうことがあります。

特にミニチュアダックスフンドは、体重増加によって足腰への負担が大きくなりやすく、肥満はできるだけ避けたいところ。

また、太りすぎは心臓や内臓への負担にもつながることがあり、加齢により持病のリスクも高まるシニア期では適正体重を保つことが大切です。

とはいえ、体重が増えてきたからといって、すぐに食事量を大きく減らすことはおすすめできません。

まずはおやつやトッピングの量、運動量の変化なども確認し、必要に応じて食事量を少しずつ調整してください。

シニア犬の体重増加の原因3つ|老犬の肥満を解消する食事と運動の方法

食べる量が減った

食べる量が減り、残すことが多くなってきたときも、食事量や与え方を見直す必要があるでしょう。

老犬になると、活動量の低下だけでなく、嗅覚や消化機能の変化、噛む力の低下などによって、一度に食べられる量が減ることも珍しくありません。

1回の食事量が多すぎている場合もあるため、まずは食事の回数を増やして、1回あたりの食事量を減らしましょう。

また、食事量を減らすだけでなく、必要な栄養素を少量でも無理なく確保できるように食事内容にも目を向けることが大切です。

シニア犬に子犬用フードをあげても大丈夫?OK条件と注意点【専門家解説】

食べムラや吐き戻しが増えた

食べたり食べなかったりする日が増えたり、吐き戻しが見られるようになった場合も、食事量や与え方を見直してあげましょう。

老犬になると消化機能が変化し、一度にたくさん食べることで胃腸に負担がかかりやすくなります。

特に空腹時間が長い場合や一気に食べるクセがある場合は、吐き戻しにつながることも少なくありません。

そのため、1回の食事量が多すぎていないか、食事の回数は適切かを確認することが大切です。

また、食事量や食事回数だけでなく、消化しやすいようにドライフードをふやかしたり、消化率の高いフード(フリーズドライやフレッシュフード)を選ぶといいでしょう。

シニア犬のフードをふやかす理由とは?量・時間・注意点まで徹底解説

ミニチュアダックスの老犬の食事回数

ミニチュアダックスフンドの老犬では、1日3回以上の食事回数を目安に考えます。

特に、1度に食べられる量が減ってきたり、吐き戻しや消化不良が見られる場合は、1回の食事量を減らして4回や5回にしてあげるといいでしょう。

食事の回数を増やすことは、消化器への負担が軽減できるだけでなく、食べたものの栄養を吸収しやすくなります。

また、食べ残しが多い子では、1日に必要なカロリーを確保しやすくなります。

絶対に3回と決めるのではなく、愛犬の状態に合わせてその都度回数を調整してください。

ミニチュアダックスの老犬を太らせないための食事管理のコツ

ミニチュアダックスフンドは、もともと太りやすい傾向にある犬種です。

老犬になると、代謝や活動量の低下でより太りやすくなるため、肥満にならないように注意しましょう。

ここでは、ミニチュアダックスの老犬を太らせないための食事管理のコツを解説します。

おやつを含めた総カロリーで考える

食事量だけでなく、おやつやトッピングを含めた1日の総カロリーで考えるようにしましょう。

食事量をきちんと調整していても、おやつやトッピングの量が多いと、カロリーオーバーになることがあります。

おやつやトッピングは、1日に必要な摂取カロリーのうちの10%程度(多くても20%以内)にとどめ、そのカロリー分のフード量を減らすようにしてください。

食欲旺盛な子は低カロリーのフードや食材を活用する

食欲旺盛な子は、単純に量を減らすのではなく、低カロリーのフードや野菜などの食材を活用して摂取カロリーを調整してあげましょう。

ミニチュアダックスフンドは、老犬になっても食べることが好きな子も多いです。

そのため、食事量を減らすと満足感が得られず、ストレスにつながることも珍しくありません。

ストレスが続くと、免疫力が低下したり胃腸の調子が乱れたりするため、無理な食事制限は避けたいところです。

ただし、低カロリーでも与えすぎればカロリーオーバーになるので注意しましょう。

筋肉維持を意識した食事にする

ミニチュアダックスフンドの老犬を太らせないためには、体重だけでなく筋肉維持も意識した食事が大切です。

食事量を減らしすぎると、脂肪だけでなく筋肉まで落ちてしまうことにつながります。

筋肉量が落ちると基礎代謝も低下しやすくなり、かえって太りやすくなります。

そのため、太らせないためにも「量を抑えること」だけでなく、必要な栄養を取りながら筋肉維持を意識しましょう。

定期的に体重と体型をチェックする

体重と体型は定期的にチェックすることも欠かせません。

老犬では、週に1回程度の体重測定がおすすめです。体型は日々のスキンシップの中で確認するといいでしょう。

抱っこや撫でるついでに、肋骨の触れやすさ、腰のくびれ、お腹まわりの変化を見ておくと、体重の数字だけでは気づきにくい変化にも早めに気づきやすくなります。

まとめ

老犬のミニチュアダックスフンドの食事量は、体重だけで決めるのではなく、体型や筋肉量、食べ方の変化も見ながら調整することが大切です。

特に老犬は、食事量を減らす・増やすだけでなく、回数やフードの選び方、おやつの量まで含めて見直すことで、その子に合った食事管理がしやすくなるでしょう。

たかだなつき(高田菜月)

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4匹の愛犬と暮らすペット専門ライター×ペットの専門家。長年人間の介護に携わっていたが、愛犬の介護をきっかけにペット専門ライターに転身。犬の飼育歴は20年以上...

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