老犬のラブラドールの食事量はどれくらい?適切な量と回数を専門家が解説
ラブラドールは食欲が旺盛な子も多いですが、老犬になっても食事量はこれまでと同じでいいのか気になっているのではないでしょうか。
ラブラドールの中には、遺伝子の影響で満腹感を感じにくい体質の子がいることも分かっています。
そのため、欲しがるからと与えていると、老犬になったラブラドールでは肥満を招いたり、内臓や足腰の負担につながることもあるので注意が必要です。
だからといって、単純に食事量を減らすのも適切ではありません。
この記事では、動物介護士や犬の管理栄養士の私が、老犬のラブラドールの食事量の目安や食事の回数について解説します。
【自動計算機で簡単!】老犬のラブラドールの食事量目安
下記に、愛犬の体重や状態、与えているフードの100gあたりのカロリーを入力すると、自動で1日の食事量の目安が算出されます。
※計算結果は目安です。体型・活動量・持病の有無に合わせて調整してください。
1日あたりのドッグフードの必要量
— g
2回に分けた場合:— g/回
3回に分けた場合:— g/回
4回に分けた場合:— g/回
1日あたりに必要なカロリー
— kcal
老犬のラブラドールの1日に必要な食事量は、避妊・去勢手術の有無や活動量、体型などによっても異なります。
ここで出た数字を目安に、1週間に1回は体重をはかり、痩せていればフード量を増やす、増えていればフード量を減らすと、5~10%の範囲内で調整しましょう。
自分でカロリー計算をしたい場合は、以下の記事をチェックしてみてくださいね。
老犬のラブラドールの食事量は体重だけでなく体型もチェックしよう

老犬のラブラドールの食事量は、体重だけでなく体型もチェックして判断しましょう。
ボディコンディションスコア(BCS)を参考に、愛犬の見た目や体を触った感触から、太りすぎていないか、痩せすぎていないかを確認してください。
■ボディコンディションスコア(BCS)
- BCS1:痩せすぎ
…肋骨や背骨、腰骨がはっきり見え、脂肪がほとんどない - BCS2:やや痩せ気味
…肋骨に簡単に触れられ、上から見ると腰のくびれが目立つ - BCS3:理想体型
…肋骨は見えないが軽く触れると分かり、上から見ると腰に適度なくびれがある - BCS4:やや太り気味
…肋骨に触れにくく、腰のくびれも分かりにくい。 - BCS5:太りすぎ
…肋骨にほとんど触れられず、腰のくびれやお腹の引き締まりも見られない
同じ体重30kgでも、太っている子と痩せている子では、食事量は大きく異なります。
体重だけで食事量を決めてしまうと、栄養の過不足が起きる可能性があるため、体型も必ずチェックしましょう。
慣れないうちは体型の判断が難しいこともあるため、一度動物病院で体型チェックをしてもうと同時に、獣医師に触り方を教えてもらってくださいね。
なお、BCS1とBCS5に当てはまる場合は、獣医師の指導のもと食事管理を行う必要があるため、早めに動物病院を受診することが大切です。
老犬のラブラドールにおやつやトッピングを与える場合は食事量も調整しよう

おやつやトッピングを与える場合は、1日に必要な摂取カロリーのうちの10%程度(多くても20%以内)にとどめ、そのカロリー分のフード量を減らしてください。
フードの量が適切でも、おやつやトッピングのカロリーを考えずに追加していると、カロリーオーバーになってしまいます。
家族みんながおやつを与えている場合では与えた量を把握しにくくなるため、1日分のおやつをあらかじめ保存袋などに分けておくといいでしょう。
そもそも老犬のラブラドールの食事量が変わるのはなぜ?必要なエネルギー量が変化する

ラブラドールが老犬になると、加齢によって代謝が落ちたり活動量が低下したりして、若い頃よりも必要なエネルギー量が少なくなります。
必要なエネルギー量が減っているのにこれまでと同じ食事量だと、消費エネルギーよりも摂取カロリーが上回り、体重の増加につながります。
実際、全年齢対応のフードの給餌用目安を見ると、成犬より老犬の給餌量は少なく設定されていますよね。
ただし、老犬になったからといって、必ずしも食事量を減らせばいいというわけではありません。
代謝の働きや活動量、病気などによっては食事量を増やしたほうがいい場合もあるため、愛犬の状態に合わせてその都度調整することが大切です。
老犬のラブラドールの食事量を見直すタイミング

では、老犬のラブラドールの食事量は、どんなタイミングで見直したらいいのでしょうか。
ここでは、食事量を見直すポイントを解説していきます。
体重が増えてきた
食事量を変えていないのに体重が増えてきた場合は、現在の消費エネルギーに対して摂取カロリーが多い可能性があります。
ラブラドールは体重が増えると足腰や関節への負担も大きくなるため、まずはおやつやトッピングを含めた1日のカロリー摂取量を確認し、食事量を見直しましょう。
痩せてきた・筋肉が落ちてきた
老犬では、加齢によって筋肉をつくる働きが低下するほか、食欲の低下や消化吸収力の低下、病気などの影響で、体重や筋肉量が減ることがあります。
体重が減ってきたときはもちろん、背骨や腰骨が目立つ、後ろ足が細くなるなどの変化が見られたら、現在の食事量や栄養バランスが合っているか確認しましょう。
ただし、急に痩せた場合や食事量を増やしても体重が戻らない場合は、病気が隠れている可能性もあるため、獣医師に相談してください。
散歩や運動量が減った
老犬になると、筋力や体力の低下、関節の痛み、心肺機能の変化などによって、散歩の時間や運動量が減ってきます。
活動量が低下すると消費するエネルギーも少なくなるため、愛犬の散歩や運動量が減ってきたら食事量も見直しましょう。
病気の治療などで避妊・去勢をした
子宮蓄膿症や精巣・前立腺の病気が見つかり治療として避妊・去勢手術を受けた場合は、術後の体調が落ち着いてから、食事量を見直しましょう。
避妊・去勢をすると、性ホルモンの変化によって必要なエネルギー量が減り、手術前と同じ食事量では体重が増えやすくなるので注意が必要です。
フードを変更した
フードを変更したときは、食事量を必ず見直しましょう。フードは商品によって100gあたりのカロリーが異なります。
そのため、新しいフードへ切り替えるときに以前と同じグラム数を与えると、必要なカロリーが多すぎる・少なすぎるといったことが起こってしまうので注意しましょう。
老犬のラブラドールの食事回数は3回~が目安

老犬のラブラドールでは、食事量だけでなく食事の回数も重要です。1回の食事量を減らして、1日の食事回数を3回以上に増やしてあげましょう。
老犬になると、消化機能の低下によって一度にたくさんの量を食べられなかったり、食べられても消化に負担がかかることも珍しくありません。
食事回数を増やすことで、消化の負担の軽減や、食べたものの栄養を吸収しやすくするサポートにも役立ちます。
まとめ

老犬のラブラドールは、年齢た体重が同じでも、代謝や活動量、筋肉量、持病などによって必要な食事量が異なります。
愛犬に合った適切な食事量を与えることは、老犬の健やかな毎日のためにも大切なことです。
食事量は1度決めたらそのままというものではなく、愛犬の変化に合わせてその都度調整しましょう。

















この記事へのコメントはありません。