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シニア犬のよだれが急にポタポタ…老犬のストレス&病気サインと受診目安

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「最近、うちの老犬が急によだれをポタポタ垂らすようになった」「よだれは多いけど元気はあるし大丈夫かな?」と不安に思っているママさんパパさんは多いのではないのでしょうか?

愛犬がシニアになると、小さな変化も気になりますよね。特に大量の唾液が出ていると心配でしょう。

実は、シニア犬のよだれの増加は単なる老化ではなく、歯周病や内臓疾患などの病気のサインである可能性が非常に高いです。

この記事では、よだれが増える原因から、緊急で動物病院に行くべきサインまでを徹底解説します。

最後まで読めば、愛犬のよだれが危険なサインなのか、それとも生理的なものなのかを見極め、愛犬を病気から守る第一歩を踏み出せます。

大切な家族の異変に気づき、すぐに行動できる知識を今すぐ手に入れましょう!

シニア犬のよだれが急にポタポタ!病気のサインと受診の目安

シニア犬になってよだれの量が増えたり、急にポタポタ垂れるようになったりすると、戸惑ってしまいますよね。

実は、そのよだれには、老犬の体の中で起きている変化が隠れています。

多くの場合、よだれの増加は口を閉じる筋力の低下といった老化現象ですが、注意すべきは「病気のサイン」としてのよだれです。

ここでは、シニア犬のよだれがポタポタ垂れる原因について解説します。

シニア犬のよだれが増える原因は「生理的」または「病的」な問題

シニア犬のよだれが増加する原因は、老化による生理的な理由と、病気による病的な理由の2つに分けられます。

  1. 生理的な理由(老化や体温調節):口周りの筋力低下、唾液を飲み込む力の衰え、食事への反応、暑さによるパンティング(ハアハア呼吸)。
  2. 病的な理由(疾患):痛みや吐き気を伴う病気。

生理的な理由としては、口周りの筋力や唾液を飲み込む力の衰えが挙げられます。

また、食事を見たときや、暑さでパンティング(ハアハア呼吸)するときにもよだれが増えるケースがあります。

しかし、ママさんパパさんが特に注意すべきは病的な原因です。

ポタポタよだれが増える主な病的原因をまとめました。

よだれが増える病的原因 主な疾患の例 要注意サイン
口腔内の疾患 歯周病、口内炎、口腔内腫瘍 強い口臭、血が混じるよだれ
消化器・内臓系の疾患 胃腸炎、膵炎、肝不全、腎不全 吐き気、腹痛、元気消失
神経系の疾患 てんかん、脳腫瘍、水頭症 けいれん、意識障害

このように、よだれが増える理由には命に関わる病気が潜んでいる場合があるのです。

ストレスや興奮によるよだれは「粘着性が高い」ことが特徴

老犬が大量によだれを垂らしている姿を見ると、「単なるストレスかな?」と考えてしまいますよね。

確かに、ストレスや不安、興奮によって自律神経が乱れると、唾液が過剰に分泌されることがあります。

そのため、特定の状況でよだれが増えるなら、ストレスが原因かもしれません。

【ストレスによるよだれの特徴】

  • 粘着性が高いよだれが多い
  • 特定の状況(来客、病院など)が過ぎると治まる
  • その他の体調(食欲や元気)に問題がないことが多い

これは病的なものではありませんが、愛犬が心理的に大きな負担を感じている証拠です。

安心できる環境を整えてあげることが、老犬のストレス対策になります。

危険な病気のサインは「血が混じる」ことや「口臭が強い」こと

シニア犬のよだれの量が大量になったり、ポタポタと止まらなくなったりしただけでなく、それに加えて以下の症状が見られたら、それは危険な病気のサインかもしれません。

危険度の高いよだれのサイン 疑われる主な病気
よだれに血や膿が混じる 進行した歯周病、口腔内腫瘍
今までになかった強い口臭がする 歯周病、歯槽膿漏、内臓疾患
食事の食べ方がおかしい 口腔内の痛み、歯のグラつき
口の周りが腫れている、変形している 口腔内腫瘍、口内炎の悪化

たとえば、愛犬がご飯を食べる時に「クゥン」と鼻を鳴らしたり、食べ物を口からポロポロとこぼしたりしているのを目にしたら、それは口腔内に強い痛みがある可能性があります。

ママさんパパさんも愛犬の口元から、いつもと違う生臭いような強い口臭が漂ってきたら、「もしかして…」と不安を感じますよね。

実際、「生臭いニオイが鼻をついて、急いで病院に行ったら重度の歯周病と診断された」というケースも珍しくありません。

このように、血が混じったよだれや異臭は、目に見える重要なシグナルです。よだれの色や匂いをしっかりチェックしましょう。

シニア犬のよだれが危険なサインなら迷わず病院へ!チェックすべき緊急症状

シニア犬のよだれが増加し、さらに体調不良を伴う場合は、緊急性の高いサインです。

特に以下のような症状が急に現れたら、すぐに動物病院に連絡し、受診が必要です。

緊急性が高い症状 疑われる重篤な病気
元気がなくぐったりしている 熱中症、重度の内臓疾患
嘔吐、または吐きそうだが吐けない 胃拡張・胃捻転(特に大型犬)
けいれんを起こしている、意識がない てんかん、脳疾患
お腹が急に膨らんできた 胃捻転
大量のよだれと共に、ふるえやふらつきがある 中毒(誤飲)

特に大型犬で急にお腹が膨れて吐きたくても吐けない様子が見られた場合、それは致死率の高い胃捻転かもしれません。

一刻を争う事態ですから、迷わず獣医師に相談してください。

愛犬は言葉でつらさを訴えることはできません。ママさんパパさんが愛犬の異変を察知し、即座に行動することが命を守る鍵となります。

シニア犬のよだれと口臭を防ぐ!老犬の毎日のホームケア

シニア犬のよだれや口臭を防ぎ、病気の早期発見に繋げるには、ママさんパパさんの毎日のホームケアが欠かせません。

日々のケアを積み重ねることで、愛犬の健康寿命を延ばしましょう。

よだれやけ(ひげやけ)は口周りの清潔を保つことで防止

大量のよだれが続くと、口の周りやひげが茶色っぽく汚れる「よだれやけ(ひげやけ)」が起こります。

これは、唾液に含まれる成分や雑菌が繁殖し、酸化することで変色する現象であり、よだれやけは皮膚炎や強い口臭の原因になる可能性があります。

防止策は、口周りの清潔を保つことです。

  • よだれやけの防止対策
  • 食事後やポタポタよだれが垂れた後はすぐに拭き取る
  • 清潔なガーゼや老犬用のウェットティッシュで優しく拭く
  • 皮膚を乾燥させないようケア用品を活用する

毎回清潔なタオルやウェットティッシュで優しく拭き取る方が、よだれやけを効果的に防止できます。

日々のひと手間が、愛犬の美しい毛並みを保つのに役立ちます。

最も効果的な予防法は「歯磨き」と「定期検診」

シニア犬のよだれが増える最大の原因が口腔内の病気である以上、最も効果的な予防法は歯磨きと定期的な健康診断に尽きます。

老犬になると歯石が溜まりやすく、歯周病の進行スピードも上がります。

さらに、歯周病は炎症や痛みを引き起こし、よだれの増加や強い口臭を招きます。

予防の柱 実施すべきこと 推奨頻度・目標
毎日のケア 歯磨き(歯垢除去) 毎日継続
定期的な確認 健康診断・歯科検診 年に1回以上
代替手段 デンタルケア製品の活用 歯磨きが困難な場合
専門的な処置 動物病院での歯石除去 必要に応じて

毎日の歯磨きを継続することで、愛犬の歯が健康に保たれるのです。

その結果、いつまでも美味しそうにご飯を食べる姿を見ることができ、愛犬との幸せな時間を長く過ごせるという、かけがえのない生活を手に入れられます。

歯磨きが難しい場合は、動物病院で歯石除去を行ったり、デンタルケア製品を活用したりもできます。

最低でも年に1回は健康診断で口腔内をチェックしてもらうことが、愛犬の「元気」を守るための大切な要素といえるでしょう。

まとめ|シニア犬の「急なよだれ」は命を守るSOSサイン

シニア犬のよだれは、単なる老化のサインではありません。

愛犬のよだれが急にポタポタと大量に出始めたら、それは老犬がママさんパパさんに送っている「SOSサイン」かもしれません。

特に元気がない、血が混じる、口臭が強いといった症状が伴う場合は、一刻を争う病気の可能性があります。

  • よだれ増加の最重要原因:口腔内の病気(歯周病、腫瘍など)が最も多い。
  • 緊急性の高いサイン:よだれに血が混じる、強い口臭、元気がない(ぐったり)。
  • 危険な大量のよだれ:吐き気やぐったりを伴う場合は、熱中症や中毒の可能性が高い。
  • ストレスによるよだれ:粘着性が高く、特定の状況で発生するが、他の症状がなければ比較的安心。
  • 最大の予防法:毎日の歯磨きと、年1回の定期検診が必須。

大切な家族の命を守るために、不安を抱えたままにしないでください。異常を感じたら迷わず受診しましょう。

行動こそが、愛犬の健康と長生きに繋がる最高のケアです。

大場聖也

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保有資格「JKC愛犬飼育管理士」。幼い頃から犬が大好きで、幼稚園の頃には犬の図鑑をボロボロになるまで読み込んでいた。 10歳のとき、不登校だった私を支えてく...

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