目のケアのこと、改めて考えてみませんか?

COLUMN
視力の衰えや目のトラブルは、快適なプラチナライフに影響を与えます。日々のケアや予防法を改めて見直し、大切な愛犬の目を守りましょう。
はじめに
愛犬がプラチナ期を迎えると、「物にぶつかることが増えた」「階段を嫌がる」「暗い場所で動きが鈍くなった」といった変化に気づくことがあります。これらは視力低下や目のトラブルのサインかもしれません。犬の目も人間と同じように加齢とともに変化しますが、適切なケアと早期対応で快適な生活を守ることができます。
プラチナドッグに多い目のトラブル
白内障
水晶体が白く濁り視力が低下する病気で、重症化すると失明に至ることもあります。遺伝や糖尿病が原因となることが多く、早期発見が重要です。
緑内障
眼圧が上昇し視神経が損傷する病気です。急性型は激しい痛みを伴い、目をこすったり涙が増えるなどの症状が見られます。
ドライアイ(乾性角結膜炎)
涙の分泌が減り目が乾燥して炎症が起こります。目やにや充血、まばたきの増加などが特徴です。
角膜潰瘍
角膜に傷ができ潰瘍になる状態で、強い痛みや流涙が見られます。外傷や感染、ドライアイ悪化が原因となります。
日常的な目のケア方法
観察の習慣
毎日のふれあいの中で目の状態を確認しましょう。目やにの量や色、充血、瞳孔の反応、白濁の有無などをチェックします。
目やに除去
清潔なガーゼやコットンをぬるま湯で湿らせ、目頭から目尻へ一方向に優しく拭き取ります。
被毛の管理
目周りの毛が長いと刺激や視界の妨げになります。定期的なトリミングで清潔に保ちましょう。
環境の工夫
家具の配置を変えない、段差に滑り止めを敷く、夜間に照明を点けるなど、安全な環境を整えます。
予防のための生活習慣
栄養バランスの取れた食事、適度な運動、ストレス管理、定期検診が予防の基本です。抗酸化成分を含む食材やサプリも目の健康維持に役立ちます。
獣医師への相談タイミング
- 目やにが急に増えた、色や粘度が変化した
- 充血や腫れがひどい
- 目を頻繁にこする、痛がる様子がある
- 瞳が白く濁ってきた
- 物にぶつかる回数が増えた
- 暗所での動きが鈍くなった
まとめ
目は愛犬の生活の質を左右する大切な器官です。日々の観察とケア、環境整備、そして異常時の早期相談が健康維持の鍵です。視力低下を遅らせ、いつまでも快適なプラチナライフを送れるようサポートしていきましょう。
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