【体験談】シニア犬の保護犬を家族に!迎える前に知りたい準備や心構え

COLUMN

「シニア犬の保護犬をお迎えしたいけれど、ちゃんとお世話できるか不安……」
「高齢の犬を家族に迎える良い面や、実際の暮らしぶりを知りたいな」

このように、シニア期の保護犬を家族に迎えることについて、悩んでいませんか?

シニア犬の保護犬はすでに性格や生活のペースが定まっており、落ち着いて過ごせる場合が多くあります。

あらかじめ必要な心構えや環境づくりを知っておけば、安心してシニア犬との暮らしをスタートしやすくなるでしょう。

本記事では、実際に推定10歳の保護犬をお迎えした私が、高齢の保護犬を迎える前の準備や、良い面・大変な面を解説します。

リアルな体験談もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

シニア犬の保護犬を迎える前に知っておきたいこと

シニア犬の保護犬を家族に迎える際には、若い犬とは異なる接し方が求められるため、事前の知識が欠かせません。

まずは、シニア期の保護犬ならではの特徴や、迎える前の心構えについて確認しておきましょう。

シニア犬の保護犬とは?若い保護犬との違い

シニア犬の保護犬は、すでに性格や生活のペースが落ち着いている点が特徴です。

活発に動き回る若い犬と比べて、マイペースにゆっくりと過ごす犬が多い傾向にあります。

若い保護犬との具体的な違いは、以下の表を参考にしてください。

比較項目 年齢が若い保護犬 シニア期の保護犬
運動量 活発で多くの運動が必要 愛犬の体力に合わせた散歩が必要になる場合が多い
しつけ ゼロから教える時間が必要 トイレなどの習慣が身についている場合が多い
健康管理 基礎的な予防ケアが中心 定期的な通院や介護の備えが必要

高齢の犬は新しい環境に慣れるまで時間がかかる場合がありますが、環境に慣れてくれれば、穏やかで落ち着いた暮らしができるでしょう。

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シニア犬の保護犬は里親が見つかりにくい理由

シニア犬の保護犬は、若い犬と比べて新しい家族を見つけるのが難しいのが現状です。

年齢を重ねているため、健康面や一緒に過ごせる時間が短いことなどに不安を感じる人が少なくありません

里親が見つかりにくい具体的な理由は、以下のとおりです。

  • 若い犬よりも一緒に暮らせる期間が限られている
  • 持病がある場合は医療費の負担が増える可能性がある
  • 視力や足腰の衰えにより近い将来、介護が必要になる可能性がある
  • 施設での生活が長い犬は新しい環境に馴染むのに時間がかかる

年齢の高さは、引き取る際のハードルとして意識されやすいといえます。

ですが、シニア犬には穏やかにママさんパパさんに寄り添うという若い犬にはない魅力もあり、シニア犬の暮らしはかけがえのないものです。

シニア犬を迎える前に考えておきたい心構え

高齢の保護犬を迎える際には介護や通院が必要になる可能性も含めて、最後まで責任を持つ覚悟が必要です。

シニア犬は体調が変わりやすく、日々の細やかな観察や定期的な通院が欠かせません。

また、関節の衰えに合わせて、床に滑り止めマットを敷くなどの環境整備も求められます。

愛犬の老いを受け入れ、日々の変化に気づける心の余裕を持つことを意識できれば、シニア犬の保護犬との生活をスタートしやすくなるでしょう。

シニア犬の保護犬を家族に!譲渡までの流れと必要な準備

シニア期の保護犬を家族として迎えるには、譲渡までの流れと必要な準備を把握しておきましょう。

ここからは、引き取るまでのステップと必要な準備について解説します。

保護団体や譲渡会から引き取るまでの一般的なステップ

多くの保護団体ではすぐに譲渡されるのではなく、段階を踏む必要があります

一般的な譲渡までの流れは、以下のとおりです。

  1. 保護団体・譲渡会・保護犬マッチングサイトなどで犬を探す
  2. 希望する犬が見つかったら団体へ申し込む
  3. 譲渡条件や自宅環境などの確認を受ける
  4. 自宅で数週間一緒に過ごすトライアルがスタートする
  5. 問題がなければ正式な譲渡契約を結んで家族になる

このように、正式な譲渡までには条件の確認やトライアル期間が設けられます。

また、シニア犬の場合、留守番時間の短さや単身世帯不可などの譲渡条件を設ける団体も存在します

譲渡までの流れや譲渡条件は団体によって異なるため、気になる犬を見つけた際には、団体に確認してみてください。

お迎え前に整えておきたい室内環境

シニア犬を迎える前には、室内の環境を安全に整えておくことが大切です。

お迎え前に準備しておきたい項目は、以下の表を参考にしてください。

室内環境 準備しておく理由
床用の滑り止めマット フローリングでの転倒や関節への負担を防ぐため
スロープやステップ ソファやベッドなどの上り下りを安全にするため
洗えるペット用のベッドや毛布 トイレの失敗が多くても清潔に保つため

シニア犬は若いころよりも、室内での事故が起こる危険性が高まるため、室内環境を事前に整えておくことが欠かせません

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シニア犬の保護犬を迎える際の良い部分と大変な部分

老犬のお腹を撫でる飼い主の手

高齢の犬を家族に迎える生活には、魅力的な面と配慮すべき面の両方が存在します。

あらかじめ良い部分と大変な部分を知ると、お迎え後のミスマッチを防げるでしょう。

ここからは、シニア期の保護犬を家族としてお迎えする際の良い面と大変な面を紹介します。

良い面

シニア犬の保護犬を迎える魅力は、はじめから穏やかで落ち着いた暮らしをしやすいことです。

具体的な良い面は、以下のとおりです。

  • 室内でのいたずらが少ない
  • お留守番のときに落ち着いて過ごせ場合が多い
  • 基本的なしつけやトイレの習慣がすでに身についている
  • 若い犬よりも多くの運動量を必要としない
  • どんな性格の子なのかわかりやすい

静かな環境でゆっくり暮らしたい方には、子犬よりもシニア犬のほうが向いている可能性が高いでしょう。

大変な面

一方で、シニア犬を迎える際には、年齢による体調の変化や費用の負担を想定しておく必要があります

シニア犬と暮らすうえで大変と感じやすいケースは、以下のとおりです。

  • 通院の頻度が高くなる
  • 日常的な介助や介護が求められる
  • 若い犬よりも一緒に過ごせる期間が短い

年齢を重ねている分、健康管理には多くの時間とお金がかかる傾向にあります。

だからこそ日々の小さな変化に気を配り、愛情深く寄り添う姿勢が求められるでしょう。

【体験談】推定10歳の保護犬を迎えた理由と暮らして感じたこと


※私が実際にお迎えした愛犬の「咲笑(さえ)ちゃん」

ここからは、私が実際に推定10歳の保護犬を迎えた体験談をお伝えします。

我が家がシニア犬を選んだ背景や、日々の暮らしのなかで感じる素直な思いをまとめました。

高齢の保護犬を里親として選んだ理由と背景

我が家でシニア犬の保護犬を家族に迎えた理由は、落ち着いた性格の犬と暮らしたかったからです。

我が家ではすでに小動物や猫がいるため、元気が良すぎる犬との生活には少し不安がありました。

ほかのペットたちと仲良くなる必要はないものの、むやみに手を出さない犬がよく、子犬のお迎えは考えていなかったのです。

シニア犬と決めていたわけではありませんが、私がボランティア活動をしている保護団体で一番に気になったのが、実際にお迎えした「咲笑(さえ)ちゃん」でした。

お迎え前は10歳という年齢が少し気になったのも事実ですが、10歳以降も長く元気に暮らす犬は少なくありません。

また、一緒に過ごす期間の長さだけが幸せの形とは限らないと考えていたので、お迎えを決心しました。

実際に苦労したことや工夫したこと

咲笑ちゃんと一緒に暮らしてもうすぐ1年になりますが、年齢を理由に困った出来事は今のところありません

しいて苦労している点をあげるなら、車での移動が少し苦手なことです。

車へ乗せると、不安からかずっと吠え続けてしまうため、体力を消耗しないか心配になる場面もあります。

現在は無理のない範囲で、少しずつ車に慣れる練習を進めているところです。

また、咲笑ちゃんは家の中ではほとんど寝て過ごしています。

我が家では困っていませんが、犬と一緒にたくさん遊びたいという方には、物足りないと感じるかもしれません。

シニア犬だからこそ味わえる穏やかな幸せ

咲笑ちゃんはほかのペットと争いになることもなく、家の中では穏やかに過ごしています。

家では静かな咲笑ちゃんですが、毎日の散歩は大好きです。

散歩中にリードを強く引っ張ったり、ほかの犬に吠えたりすることはほとんどなく、マイペースに散歩を楽しんでくれているので助かっています。

咲笑ちゃんを家族に迎えたことで、我が家には家族でゆっくりと過ごす時間が増え、日々お迎えして良かったと感じています。

これからも咲笑ちゃんが穏やかに毎日を過ごせるように、心地良い環境を整えていきたいです。

まとめ|シニア犬の保護犬との暮らしはかけがえのない時間になる

シニア犬の保護犬は、性格が落ち着いており、穏やかな日々を過ごしやすいのが魅力です。

お迎えするにあたって押さえておきたいポイントを振り返りましょう。

  • 介護や通院の可能性があることを理解しておく
  • 足腰への負担を減らす室内環境を整えておく
  • 日頃の健康管理や医療費への備えが求められる

お迎えする前は不安を感じる場面もあるかもしれませんが、一緒に過ごす時間はそれ以上の幸せを感じます。

ぜひ本記事の内容を参考に、シニア期の保護犬のお迎えを検討してみてください。

さかもとはるか

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元犬の訓練士・ペットライター 犬のしつけ・ケア・グッズ紹介などを中心に、現場経験を活かした記事制作が得意。 愛犬・愛猫・デグーたちと暮らし、ペットとの暮らし...

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